Sustainability research 19

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Washington D.C. / USA

アメリカでは交通に関する法律が先ですね。
既にネバダ州では、ドライバーのいないクルマを走らせています。
ドイツからも多くのメーカーが行って、テストを始めていますね。

ええ、私もそれは知っています。
なぜならアメリカは全てがin one handだからです。
ひとつの合衆国政府です。
常にいくつもの異なる難しい課題に直面しますが、彼らは常にone handです。

ヨーロッパを見ると、それはEuropean commission/EUのことではありませんよ、European commission/EUは、技術規定に責任がありますが。
しかし、これはまた、behavior lawにも影響します。
道路でのふるまいに関する法で、これは国法です。
EU加盟国は27か国ですが、つまり27の交通に関するbehavior lawがあるのです。

たとえば、血中アルコール濃度はスウェーデン、フランス、ドイツでは異なります。
フランスで聞いたのですが、今年半ば、アルコール検知器をクルマに搭載しなくてはならなくなったそうです。
ですから、私がドイツからフランスへクルマで行く場合は、クルマにアルコール検知器を取り付けなくてはなりません。
そうしなければフランスの警官に違反チケットを切られます。
これがbehavior lawで、イタリア、フランス、ベルギーなど各国で異なります。
このアルコール検知器の件はフランスのbehavior lawに基づくものですが、国法であり、EU全体のものではありません。
ですから、アメリカはEUよりも進捗が速いのです。

もちろん、アメリカでも州により異なるbehavior lawがあります。
シートベルト着用義務がある州と、それがない州もあります。
アメリカでもBehavior lawが州ごとに異なるのは確かですが、結局はアメリカのほうが速いのです。

ヨーロッパはひとつの国家ではありません。
そのため進捗が遅いのです。
ただ、イギリス運輸省のバーニー・ファースト氏が、「入るのは簡単で、出るのは難しい。」と非常に重要なことを言っています。
アメリカは、ときに非常に速く、ヨーロッパは考えて、さらに考えて、となります。
でも、多少長くディスカッションを続けるのは、ときに良いこともあります。