Sustainability Talk 004

「Car to Car通信の実現は、新興国にも良いことです。」ロナルド・メドフォード

米国運輸省道路交通安全局 局長代理

写真:ロナルド・メドフォード

National Highway Traffic Safety Administration、通称 NHTSAは、アメリカ運輸省の交通安全のための巨大な機関である。
去る8月まで講じられていた、自動車買い替え補助金プログラムも、そのすべてをまかされていた。
経済危機後、NHTSAは何に注目しているのか。
そして、日本へのヒントは?

車車間のコミュニケーションがとれるようになれば、個々の車両がビデオカメラをつけたりする必要がなくなり、アクティブ・セーフティに使われるコストを減らすことができるでしょう。

写真

Wshington DC / USA

8月末まで行なわれていた買い替え補助プログラムでは、燃費にも優れた小さなクルマが消費者に選ばれました。
経済危機後まだまだ買い替えを控えているアメリカの多くの消費者たちも、クルマを買い替える時期が遠からず来ます。
その時彼らは、今回と同じように小さな経済的なクルマにするのでしょうか。それとも相変わらず大きなクルマを買うのでしょうか。どう予測されていますか。

これからは、小さな経済的なクルマであってほしいと思います。燃費規制が大幅に強まりましたので。

どちらにしても今後、アメリカ史上かつてない大量の小さなクルマがトラフィックに流入すると考えられますが、その時のトラフィック上の安全の問題はどうなるでしょうか。

大丈夫でしょう。
自動車安全という点では大きな進歩が起きています。
アクティブ・セーフティの分野では目覚ましい技術革新が起こっています。衝突安全の分野では、これまで積み重ねてきた多くのものもあります。
小さな車も含めてこれからも、安全に関する大いなる進歩は続いていくと思います。