Sustainability research 18

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Washington / D.C. / USA

さて、もう1点、質問があります。Automatic driving / automatic car についてです。私の印象ですが、ヨーロッパではそれらに関する状況が、変わりつつありますね。ウィーン会議では、まず第一に「最後の判断と操作は人間が」ですね。しかし今、クルマが止めています。たとえばシティセーフやintervention steering などです。そのことをどう思いますか。

大変興味深い質問です。我々は今、非常に集中的に話し合っています。あなたの仰る通りです。ヨーロッパ、特にドイツは変わりつつあります。
過去に、我々はAutomatic drivingは不可能だと言いました。
「誰もそんなものは望まないし、危険でもある」そのように言っていたのですが、今、技術がどんどん向上していることがわかってきましたし、またさまざまな状況もAutomatic drivingを受け入れられるようになってきました。
しかし、まだ次のようなやるべきこともあります。
まず、法的に認められていないことです。
ですから、我々はレギュレーションを変えなくてはなりません。

Regal consequences of automatizationというグループがあります。
自動化の法的重要性について扱っているグループです。
ポイントは、我々は何段階も踏まなくてはならないということです。
低速の場合、たとえば渋滞に巻き込まれている場合には、クルマが30km/hまたは40km/hで走ります。
そこは高速道路なので自転車や歩行者はいません。
道にはクルマしかおらず、はっきりとした車線がある。
このようなケースでは、Automatic drivingはファンタスティックです。
運転にはうんざりしますが、リスクはむしろ低いと言えます。
なぜなら自転車も歩行者もないからです。
前のクルマについて行くだけです。
後続車を気にする必要もありません。
その状況では、携帯電話で話したり、本や新聞を読むことも可能でしょう。
ですから、すばらしいアイデアだと言えるでしょう。

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しかし一方、もっと複雑な状況の場合はどうでしょう。我々は、テクニカルシステムには限界があることを知っています。
最悪の事態が起きた場合、私はドライバーにこう言えます。
「今、あなたはリラックスできます。それほど注意する必要はない。なぜならそれはクルマができるからです」と。
しかし、危険な状況では、クルマがドライバーに「私には、この危機的状況を乗り切ることはできません。あなたがやってください」ということになる。
しかしドライバーは全く準備できていないので、その状況をまず理解することから始めなくてはなりません。ドライバーは本を読んでいたかもしれないのですから。
その後、ドライバーはback to the trafficする方法を探り、交通状況を観察して分析しなくてはなりません。
それにはかなりの時間を要するでしょう。
それができる前に、衝突することもあります。
つまり、我々はドライバーからすべきことを奪いますが、事故に遭遇した場合ドライバーはうまく状況をマネージできるので、ドライバーに運転を戻しますが、その時は技術的なシステムがトラブルを抱えているのと同様に、ドライバーもまたトラブルを抱えています。
これは危険な状況です。
このワーキンググループにおいては、自動化に関しては異なる3段階のレベルがあると言うでしょう。
低速、速度によるもの、複数の交通の条件によるもの。
そして、ドライバーが運転のタスクに責任がある限り、第1レベルに影響を受ける限り、そしてドライバーがハンドルを握っていることを我々が確認している限り、ドライバーは何が起こるかをウォッチできます。
それで、ドライバーは少しリラックスでき、アクセルペダルやブレーキペダルを必要とせず、またハンドルも必要としません。
なぜならクルマが行なうからです。
しかし彼はまだハンドルを握っています。
だから、危機的状況に陥る前に、運転を引き継ぐことができるのです。