Sustainability Research 003

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Seoul / Korea

日本のプロジェクトと協力していただけますか。

もちろんです。
日本と韓国は昔は協力関係にはありませんでしたが、産業界では協力関係もあったのです。
例えばヒュンダイは三菱と協力してクルマを作っっていましたね。
1945年は韓国独立の年ですが、韓国の安全基準はそれ以前からの日本のものに由来します。
韓国の安全基準は多くが日本の古い基準に基づき、我々は衝突事故のパターンを日本型に適応させてきたのですが、それまで大きな問題はなかったのです。
1990年代、交通事故が深刻な状況になったとき、韓国の安全基準は変化しました。
なぜならそれは韓国の車メーカーがヨーロッパの基準に向き始めたからでした。
現在、アメリカとヨーロッパと日本、それぞれのレギュレーションが韓国では混在しています。
日本と韓国は新しい時代を迎え、コミュニケーションを密にし、協力を深めるようになりました。
私は日本の技術者とは定期的に会えませんが、政府関係者には会っています。
韓国は日本政府とグローバル・テクニカル・レギュレーションについて、協力しはじめています。
私たちは日本と協力し、さらに日中韓の協力に広げたい。
三国を会わせるとアジアの半分以上の人口となるんですよ。
技術面での協力は難しいかもしれませんが、少なくとも安全基準に関する協力は可能ですよね。
同様の状況をもちあわせているし交通状況も似ています。
とても道路が混雑しているし、歩道の状況も同じです。
だから交通安全、交通事故の分野では特に協力関係になったほうがよいと思います。
私は最近、高齢者のセーフティスタンダードを研究しています。
高齢者は増え続け、しかも彼らは年をとっても自分で自分の車を運転したいと思っています。
高齢者の運転の危険性は若者より10倍にもなります。
現状では、ヨーロッパ基準、韓国の安全基準では、高齢者の安全問題はカバーできません。
高齢者の安全については、日本政府や団体とのコミュニケーションと協力が必要だと思います。

環境問題については協力できるでしょうか。

特に電気自動車の分野で協力できるでしょう。