Sustainability Research 011 ロドルフォ・シェーネブルグ(後編)

5)ハイブリッド車や電気自動車における安全の問題点は何でしょうか。

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Wiesbaden / Germany

ハイブリッド車や電気自動車のコンセプトは、まったく新しく、市民やワークショップの人々にそれほどよく知られていません。
このことは、根拠のない恐怖をもたらすことになるかもしれません。

私の考えでは、ワークショップの人々や顧客に対する情報提供、教育とトレーニングが、必要です。
従来のクルマと同じ安全レベルを可能とするために、私たちはハイブリッドのための特別な包括的な安全コンセプトを開発しました。

これは、事故時に高電圧システムをカットするためのヒューズはもちろん、バッテリーが入る非常に堅いハウジングとその安全な場所を含んでいます。
最後に述べることになりましたが決して軽んじてないけないことは、ハイブリッドや電気のドライブコンポーネントを使用することはクルマの重量を増加させてしまうだろうということです。

6)今あなたが最も重要視している、また今後期待している安全における技術や考え方を三つ挙げてください。

  1. センシング技術:
    レーダーやステレオカメラのような高度なセンサー技術は、多くの新しい支援・保護システムを可能にするでしょう(資料p7と8)
  2. 新しいパッシブセーフティ:
    高度なセンサ技術に基づいて、不可逆乗員保護補助装置さえ、衝突の前に起動することができて、安全のものすごいポテンシャルを提供できます(資料p9)
  3. カー・ツー・カー・コミュニケーション:
    この技術は、情報と警告に於ける範囲を今までの自動車搭載センサーの範囲とドライバーの視界を超えた地平線まで広げます(資料p3〜5)

7)安全と環境(CO2問題)は世界じゅうが一丸となって解決するべき最も重要な問題です。
あなた方は、日本のカーメーカー、部品メーカー、および研究者と協力できますか?
あなた方は、日本の技術と研究が欲しいですか?
あなた方は、日本に提供できる技術と研究が何かありますか?

ダイムラーAGは多国籍企業で、世界中で協力をしています。
したがって、もちろん日本のサプライヤーや研究者と協力することも考えられます。
現在のそのインフラストラクチャーから見ても、日本がカー・ツー・カー・コミュニケーションのような先進技術のためのfrontrunnerの1つであると私たちは考えています。