Sustainability Research 010 ロドルフォ・シェーネブルグ(前編)

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Munich / Germany

BASt の Dr. Seeckも「これは、路上に静粛性を取り戻すチャンスかもしれない」とおっしゃっていました。

ザイザー: 電気自動車のおかげでノイズレベルが低減され、都会に住む人たちには本当に救いになると思います。
それからバスのエンジンも今までのようにうるさくなくなります。
これが我々の開発チームの目標でした。
本当の問題は目の不自由な人たちに関してのものですが、彼らが先程のお話にあった小学校・幼稚園児が持つ位置表示装置・システムを持つことができたらよいかもしれないと思います。
目の不自由な人は杖を持っていますよね。
あのようなシステムと杖があれば、情報を電気自動車に伝えて一つの解決法になるかもしれません。

ビルギット・ザイザー Birgit Zaiser

ダイムラー AG
メルセデス・ベンツ グローバルコミュニケーション部門 マネージャー

Global Communications
Mercedes-Benz Cars
Manager International Activities
Daimler AG

日本の自動車メーカーや部品メーカーと協力できることはありますか?

日本とは多くの面でコンタクトがあります。
例えばダイムラーの研究・開発部門リサーチャーを日本にも置いていて、日本人について、そして日本のインフラやモビリティについて研究していますし、またいくつかの部品メーカーとは様々なところで一緒に仕事をしています。

また、もちろんヨーロッパ自動車工業会(ACEA)とも関係がありますからね。
ACEAのミーティングにはトヨタ、ホンダといったところから参加者がやって来ます。
だから日本との関係は極めて深いといえるのです。
メーカー、業者だけでなく政府との関係もけっこう深いですよ。
我々にとって日本はとても重要な市場です。
特に東京のような都会には車が多いですからね。
日本の自動車メーカーは、衝突緩和システムなどを日本市場を優先的に考えて作っているようですから、そのようなシステムを私たちは今慎重に検討しているところです。