Sustainability talk 13 久保田秀暢(後編)

話は変わりますが、緊急自動ブレーキ、
アダプティブクルーズコントロールなど、あれはどうなんですか?

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Montreux / Switzerland

被害軽減ブレーキですね。あれは基準作りを進めています。
結論を5月までに出さなくてはならないということでやっています。

ヨーロッパと日本の基準がまったく違うので、2つ基準を作る方向ですね。
来週のWP29でそこをどうするか最終的な結論を出すと思います。
まだ揉めていますけど。

これ自体はどちらの基準になるかは別として、日本ではこの被害軽減ブレーキについて義務化の方向に進むのでしょうか?

大型はいくと思います。
8トン以上か20トン以上になるかはわかりませんが。
協定で決まったからといって義務にしなくてはならないということではないですが、ヨーロッパは2013年の新車から完全に義務付けます。一方で、日本が義務付けないという選択肢もあると思いますが、これは国内で判断する必要があります。

日本では大きな問題ですから。
例えば、日通などがそうしたトラックを入れることを決めたら、他も入れざるを得ないのではないでしょうか。

国内事情とは別にヨーロッパでは義務化するコンセンサスができており、それを前提に規則づくりのタイムスケジュールは進んでいるので、日本も基準作りをしなくてはなりません。
それを義務付けるかはまた別の話で、日本国内で議論すべき話だと思います。

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Antwerp / Belgium

日本で問題になりそうなのは、高齢化社会を迎えて、地方でもそうですし、都市からはずれたところでも、高齢者がたくさんいるのに、そこに公共のバスなどがないわけです。
アメリカで出ているような、30kmぐらいのシティーコミューターというか、リタイアメントした人たちが住んでいる中でしか走れなかったクルマを外に出してもいいよということになっているんですよ。
ああいうものはヨーロッパはどうなんですか?

ヨーロッパはそういうカテゴリーのクルマはもともとありますよね。
例えばゴルフカートとか、EuroL767とか。
ただ、そのままではダメなわけで、それ専用の基準を作らなくてはならないわけで、例えば、今のままでは排ガスなどは出し放題だし。
今は基準はあってないようなものですから、もしおっしゃるようなことをするのだったら、ちゃんとした基準を整備しなくてはならないだろうと欧州勢は言っていますが、ただどこまでその動きがあるのかは私もよくわかりません。