Sustainability Research 013 アンドレ・ジーク(後編)

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Munich / Germany

法律の役割も大きいということですね。

なぜ我々が法律家を有しているかというと、専門の言語を話すからです。
我々は技術畑ですが、政府に技術、法律を理解させるために、技術と法律、双方が理解し合うために、自動運転システムについて、法と技術、両方をまたいで仕事ができる人が必要です。
技術を進化させるために。
我々は新技術が新たにマーケットに進出するのを安全にサポートするのです。

いくつか、日本の企業に対してメッセージを。

調和することが、セーフティという分野で非常に大切です。
われわれはセカンダリーセーフティに比して、戦略的なポイントとして「調和すること」を挙げます。
いまは我々は批評ができますし、新たな安全技術評価のためのテスト方法も進歩させました。
しかし、これからはセンサーを使った新しい安全機能です。
それを今、進化させ始めましたが、重要なのは皆が一緒にやることです。
同じ安全機能、同じアセスメントの基準でも、生産数を増やすために、数的ボリュームを持たせるために、シートベルトのような標準装備の大量生産は低コスト化のために調和することがヨーロッパ、日本、アメリカそれぞれにおける我々の義務です。
我々にはできます。
批判的な見方をすれば、そこが技術面での最も批判的なポイントです。
日本も是非この考えに同調していただきたいと思います。