Sustainability Research 21

それはドライバーの不注意だけの問題でしょうか。
それとも教育に関わる問題でもあるのでしょうか。

写真

New York City / USA

私は、それは教育の問題とは思いません。不注意運転の話しです。
誰でも知っていますね、運転中に地図を見てはいけないことを。
でも、どこかに行くのに、地図を見てしまいますよね。でなければ、GPSを使用したり。
皆、運転をできるだけ注意して行なおうとしますが、つい地図を見てしまう。
それでもほぼ、9999回は問題が起きないかもしれない。
でも10000回目に、たとえば地図を見たり、GPSの画面を見たり、携帯電話に出たりして、何か間違いが起き、衝突事故につながる、そんなことも起こり得ます。
そのことは誰でも知っているのです。
注意を払わなくてはいけないと思っているのです。
しかし、もし携帯電話を使わないとしても、GPSを見ないとしても、それでも、100%、道路に注意を払うことができません。
それは心理学的に不可能なのでしょう。

もしあなたが運転していて、道路を注意しながら運転しています。
そこに可愛らしい女性がクルマを洗っているのを見たら、目が向くでしょう。
それに関心がなくても見てしまうでしょう。
それに、自分自身に「注意しなくては」と言い聞かせていても、それは道路ではなく天気にだったり、それはやはり注意散漫な状態ですね。
私は、それは人間のコンディションの一部と思います。
新たな技術が人間のコンディションに対応するでしょう。そ れは我々人間が、気が散りやすい(distractable)存在だからですね。

自動運転、それは近い将来可能ですね。
ヨーロッパのウィーン会議で「ロボットや自動化は人間の行なうラストチャンス、最終決定は、人間がするものだ。それが自動化だ」とされています。アメリカでは自動運転が始まろうとしていますね。
たとえばグーグルカーあるいはコンピュータカーなど。これに対しあなたはどんな考えを持っていますか。

写真

New York City / USA

あなたの質問が、自動運転のクルマを我々が持つかどうかだとしたら、答はイエスでしょうね。
人々が受け入れるのにどれくらいかかるかわかりませんが。
なぜなら、それでさえ衝突の危険を抱えているからです。
自動運転はきっと素晴らしいことでしょう。
あらゆる技術を使用して、人には不可能なことまでも、100%注意を払えます。
しかし、それでも何かが起こり得るんです。
センサーも検知できないことが。
それは今少ないeventsです。
自動運転はおそらくもっと安全でしょうけれど、衝突は起こり得ます。
それは道を共有しようとする人々にとって、受け入れるには問題となります。

しかし私は、あなたが我々が自動運転車を持つかと問えば、ええもちろん、イエスと答えますよ。
それはグーグルだけじゃない、たくさんのカーメーカーが、かなり近づいていますよ、クルマを自動で操作できるようにね、フリーウェイでですが。
そのようなロボットが、かなりたくさんマーケットに入ってくるのも、もうすぐですよ。
しかし完全な自動運転車は、そこら中をドライブしたり都市部の道路を走れるクルマ、たとえばグーグルカーのようなクルマの実現は、まだまだ先のことでしょう。
しかし、それもまだ誰にもわからない。
技術の進歩は非常に速い。
私には、誰にもそれができないとは決して言えません。

しかし、アメリカにおいて一般に自動運転車が販売されるのは、2020年を待たなければならないのではないでしょうか。
私はスクラッチがキーだと思っています。
しかし、ある特定地域で自動運転車を採用したり、あるいは用途が限定されたものは、可能だと思います。