Sustainability Research 21

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New York City / USA

世界のNCAPのハーモナイゼーションについては、
どのような考えをお持ちですか。

あり得ませんね。
理由を述べましょう。
誰もが、自分たちが行なっていることについて、ハーモナイゼーションを望みます。
一方で、マーケットごとに異なる問題を抱えています。
ですから、他の国と同じプログラムを持つべきかどうか、誰も確かではありません。
現実的に、ドライバーアシスタントプログラムなどに物理的な違いがありますね。

しかし、常に「いやここで開発されているのではない」と各地で主張があります。
もし、アメリカで開発されていなければ、アメリカは「ここの状況をよく見てくれよ」と言いますね。
ユーロNCAPがハーモナイゼーションについて提案していることは私も知っています。
しかし実際には、例えば彼らと「loose strings testing」について話しをしましたが、彼らは関心がない。
我々は、我々が行なっているsmall overlapのテストで協力を試みましたが、彼らは興味はありますが、それはヨーロッパのものではなく、ヨーロッパで開発されているものではありません。

ですから、我々は決してハーモナイゼーションできないのです。
日本で、同じ消費者テストが実施されていて、それは韓国でも、ヨーロッパでも、アメリカでも同様に行なわれていてもです。
しかし、我々は実現できるかも知れません。
同じ問題が評価されているところでは、我々は同じことができるでしょう。
オフセットテストが開発されているとき、我々はヨーロッパのテスト開発のミーティングに参加しました。
我々は、同じ時速40マイル、40%のオーバーラップ、同じvalueで進めていました。
そこでは、違うことを行なう理由はないですね。
そしてそれは、世界中で、ほとんどの部分ではピックアップされていると思います。

しかし、世界を見渡すと、この国ではクルマのサイドインパクトについては、背の高いクルマやピックアップ車によって起きています。
ですから我々は新しいサイドインパクトテストを開発しました。
現実の問題に対応して、我々は開発を行ないます。
もちろん、これについてアメリカのNCAPとハーモナイズしますが、ユーロNCAPとはハーモナイズしません。
アメリカとヨーロッパのサイドインパクトテストがなぜ異なるかを理解するのは難しい。
それをのぞいても、ユーロNCAPはサイドインパクとテストが好きじゃなかった。
それでアメリカ政府は新たなテストを開発したんです。
申し上げたように、ハーモナイゼーションは非常に難しい。
誰も神にならないし、誰も王になりませんから。

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New York City / USA

ユーロNCAPは2017年までにすべてを行なおうとしていますね。
彼らはみな常にハーモナイゼーションしようと、そう言いますが、でも彼らはハーモナイズしていないでしょう。
ハーモナイゼーションは、グローバルNCAPでともに働くときに同じゴールを持てる点でよいのですが、我々はそれを似通った方法で行なおうとしますが、結局現在は異なるテスト方法を採用しています。
それぞれの国は、解決すべき独自の問題を抱えていて、そのためにテストを行ない、問題解決に一つの国の独自の問題で、ユーロNCAPは異なるサイドインパクトがあって、それは彼らが確かにテストしたいからですよね。
それが現実です。