Sustainability Research 21

ドライバーの不注意運転について話しを戻します。
ドライバーの不注意運転に対して、
ヒューマンマシンインターフェイスの技術やアイデアには興味がありますか。

ドライバーの注意散漫については、衝突時の安全に関して常に興味深く思っています。
我々はもっと、ドライバーに注意散漫を警告する方法を研究しなくてはなりません。
たくさんの警告ベルがあると、かえって問題にもなります。
誰もが、このベルは何のために鳴っているのか混乱しますね。
また、それが常に鳴っていると、たとえば車線逸脱警告など、人々は無視するようになります。
ドライバーの注意散漫の防止に役立ちますが、私の考えは、たとえば車間距離注意、車線維持、死角検出などは注意散漫になっているドライバーを助けるでしょう。
我々は注意散漫ではありませんが、リラックスを必要とします。
ドライバーに対して事前に「不注意にならないように」と言ったところで効果はありません。

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Alexandria / Virginia / USA

それに、わが国では、携帯電話の問題などがあります。
それらには、警告システムは役立ちません。
ドライバーがよしんば携帯電話をやめたとしても、メールなど他のことをし始めるでしょう。
前にも述べたことですが、人間のコンディションは不注意になりがちなのです。
もし携帯電話で話していなくとも、他のことに気を取られるでしょう。無意識にです。
何かがあなたの注意を魅きつけるのです。
そしてあなたは道路から目を離してしまいます。

一つの例として、あなたは道路の前方に注意しています。
それでもよいドライバーではないかもしれません。
だって、そこで何が起こるか予測できないのですから。
何かが動いているのを見つけます。
そこで道路に気を取られ、「あ、誰かが道路に入ってきている」と気づきます。
そして速度を落とし、だから事故は避けられますね。
それは我々が注意散漫になりがちな存在だからですね。
もし、我々がそうでなければ、きっと何かの動きが見えなかったでしょう。

若いドライバーは問題です。
若者たちはそれを見ません。
それには気を取られないのです。
可愛い女性がいたら?それなら、もちろん、若い者たちは気を取られますがね。
しかし、対向車がやって来たとします。でも彼らはそれを見ません。
なぜなら、彼らはそれに気を取られることを学んでいないからです。

例えば新しい技術が開発されています。クルマはドライバーの目の動きを監視しています。
皮膚の温度、汗なども。クルマは、それによってドライバーが眠い状態あるいは退屈しているときは、ワーニングを鳴らします。休憩を取るべきときを教えます。それは長距離ドライバーにとって良いことですね。

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Alexandria / Virginia / USA

そうですね、良いことだと思いますが、そればかりではないかもしれません。
私にはわかりません。
どんなドライバーも疲れていることは知っています。
これ以上運転しないほうがよいことも。
アラームが鳴ります、それは疲れが見えてきたからです。
運転中に疲れてうなだれるとします。
そのときに警告音が鳴って私を起こし、私は道路に注意を戻せるわけです。
それはよい点ですね。

しかし、一方で私が非常に先を急いでいるとき、警告音が鳴り続け、それに頼ってしまうかもしれません。
それはよくないかもしれませんよ。
なぜなら、それでも起きていられないかもしれないでしょう。

もし、大型トラックの大事故が起きたとします。
それは疲れているのに違法ドラッグで覚醒しているトラックドライバーによるものです。
ドラッグは効果がありますが、それは薬が効いている間だけですね。
私が恐れるのは、次のようなことです。
ドライバーは眠くなってもアラームが鳴り続けると、無理に運転を続けようとします。
それによってドライバーは、ドラッグで覚醒しようと考えるのです。
しかし結果的に、そうならなかったら、それが効かなくなったらどうなりますか。
特に長いフライトの後とかね。